読書の正月
「引き寄せの法則」って言葉は知ってたけど、どうも胡散臭い感じがするし、ところどころ辻褄も合わないし、「じゃあ自然災害に遭った人たちは、みんなそれを望んでいたのか?」という疑問が解消されなかったから、なんとなく本を読んだり情報収集したりしない分野だった。
でも、「いまの自分は過去の自分の思考が引き寄せた結果」というのが、どうしても心にひっかかった。いまの同居生活も、仕事も、健康や恋愛も、確実に自分が思い描いていたものだったから。
そこで、引き寄せの法則に関する本を2冊ほど読んでみた。たまたま読んだ本がよかったのか、気持ちとしてはしっくりする結果に。
脳みそを安心で満たす事、わくわくで満たす事、まずはこの2つが、いまの自分に必要だと感じた。
引き寄せ日記も始めてみた。メモ帳アプリに引き寄せた自分を思い描きながら、思うままに書いてみる。すると、本当にその通りのことが起きたり、それに近しいことが起きた。それらはすべて、書いたときに安心したり、わくわくしたものだった。とても驚いた。始めてまだ間もないというのに。
以前、ヒプノセラピーを受けた時に、「不幸な状況を何度も思い浮かべるということは、何度も不幸な状況を経験することと同じになる」と言われたことがある。それにより、精神的不安定がいつまでたっても良くならない、ということらしい。
それと同じで、自分が幸せな状況にいると思い描けば、言い換えると、脳みそに「私はいまとても幸せだ」とだましてしまえば、自然と気分が良くなり、気分が良くなれば余裕ができて、いまの状況に固執することもなく、新しい場所へ移っても、不安や恐怖心どころか幸福感が得られるという。
年末、彼のことで非常に胸の痛む思いをした。これはもう、私の出る幕はないな、ということが起きた。でもこれはかつての自分が思い描いていた、思い続けていた状況にとてもよく似ていた。
私は彼のことがとても好きだけど、彼はいつか私の元を去るだろう、という不安は、彼との関係が始まった時からあったのだった。
悲しいことだけど、人の気持ちは移ろうものだ。それは仕方ない。過去の経験でもって、彼のことを詰りたい気持ちはあったが、しかしそれを彼に言ったところで気持ちが戻ってくるわけもなく。
じゃあ私はどうしたいか。彼のことを忘れて、焦点を未来に向けるしかなかったのだった。彼との付き合いで、つらい思いをしたのはここ3カ月あまりだった。それ以外の月日は、いろいろあったけど感謝することばかりだった。だから、かなしいけど、ありがとうという気持ちで、そっと彼の元を離れることを決めた。
- 作者: ロンダ・バーン,山川紘矢,山川亜希子,佐野美代子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/10/29
- メディア: 単行本
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