時間薬
仲のいい友達に彼との事の顛末を話した。するとだいぶ、吹っ切れていた自分に気が付く。今もまだ、彼のことをよく思い出すし、一緒に過ごした場所にくれば思い出したりするけど、以前のように感傷的になることはほとんどない。
時間薬って、ほんとだな。
友達は彼のことを怒っていて、それを見ただけでスッキリした。笑。あー、別にわたしは間違ってなかったかーって。心のどこかでまだ、「彼にしてあげることはなかったかな?」と思うことがあって、「いやいや、もうわたしは彼にしてあげることは何もないし、もうしてくれる彼女がいるじゃん」と思いなおす事ばかりだったんだけど、ホントにもう、何もしなくていいんだーって思ったら、なんかスッキリした。
彼からいつ連絡が来るかわからないから、無意識に休日を空けていたことに気づいたときはビックリした。LINEに来る連絡はいつも突然だったから。それにすべて対応していたけど、だいぶ無理してたんだなあ。
今は、自分のための予定をガツガツ入れて、予定がないときはゆっくり過ごしている。
5年は長かった。彼との将来を夢見ていたこともあった。でも結局ハッキリ別れを告げられることもないまま終わった。なんだったんだろうって空しくなることもあった。
でももう、そろそろ大丈夫。
やること、やるべきことは、たくさんある。
そして、大切にしたい縁もある。
想いを供養中
さて、失恋してから1週間。喪が明けた・・・という気分でいきたいところだけど、なかなかそうもいかない。笑
相変わらず胸が痛んだり、前に進もうとしたり、後ろ向きになったりと、心がとても忙しい。
読書をしても音楽を聴いても、どこか上の空。こんなときに限って仕事も暇。
困ったなあ。
いっそ泣いてすっきりしたいところだけど、これがまた泣けない。泣かない女というか、気持ちが張っているときって泣こうと思っても泣けないもんなんだな。
毎日寒いせいか、人肌が恋しい。でも、セックスしたいというよりかは、ただ、手をつないだり抱き合ったりして過ごしたいという気持ちに近い。しばらく繋がるのはしたくないな。でもあったかい気持ちになりたいな、みたいな。
こういうとき、女にも気軽に行ける風俗があればいいのに。お金で解決できる悩み。
彼のことを考えないで過ごせる日が、早く来ますように。
不誠実なやさしさ
毎日ゆらゆらと揺れている。自分の気持ちが。若い時はきっとこのまま食べなくなって眠れなくなって心療内科まっしぐらだっただろうけど、もういい年なので留まれている。笑
SNSで呟けば、相変わらずリプライが来る。律義な性格。彼の場合、振った女が心配で・・・とかそういうんじゃなくて、ただ、自分が嫌われたくないから、こういうことするんだろうなあ、と思う。私としては、正直なところ彼との関わりをあまり持ちたくない。なので呟くこともしたくない。が、自分のSNSぐらい自分の好きに使いたい。笑
リプライが来るぐらいは、まあいいか、と思うようにしている。私から、必要以上に彼に絡むことをしなければいいだけだ。
石井ゆかりさんの「愛する人に。」を読みなおしている。もうずいぶん前に買った本で、今は新装版が出ている。私が持っているのは前に発売されたもの。内容は一緒なのかな?
この本は、いろいろな恋愛相談に対する回答(というより、石井さんの見解?)が書かれている。恋人ができない悩み、不倫の悩み、遠距離恋愛の悩み・・・。どれもこれも、どこにでもある、誰にでもある恋愛についての悩み。
そのなかで、「理不尽な別れ」という章がある。ちゃんとした別れ話もなく別れてしまって、納得ができないという話。
まんま、今の私たちだなあ、と思いながら読んだ。
ただ、私自身は、納得して離れたつもりだ。はっきりと「サヨナラ」を言って別れるのはちゃんとした恋人同士であり、夫婦ぐらいなもので、私たちのような曖昧な関係は、「理不尽」なくらいでちょうどいいのだろう。相手の深いところまで支えあうことができなかった。そういう関係だったから。
彼が私にはっきりと言わないのは、私が彼にとって所詮その程度の相手だったからか、彼も私との繋がりを完全に断ち切りたくはないからかのどちらかだと思っている。そして、できれば後者であって欲しいなあと、心のどこかで思っている。しかし、そのどちらでもいいかなあ、とも思っている。
そしてもうひとつ。彼は私を傷つけたくないから、言えないのだろうなあ、と思っている。
私は傷つけられた方が、いっそ清々するのだけど。
そんな思いがぐるぐる駆け回る毎日で、この章を読んでいた。そうしたら、こんなことが書いてあった。
でも、そんな「はっきり言ってもらえなくて苦しい」人の中にはなぜはっきり言ってもらえないかを、知っている人がいます。それは、相手がどんな人だったかを、よく知っている人たちです。
「もうつきあえない。別れよう」というのは、これもまた、非常につらいことです。やさしい人なら、相手の気持ちを思いやって苦しみます。
弱いところのある人は、相手を傷つけることを引き受けられないのです。
ホントにね、いい歳してなにやってんだ、っていろんな人から突っ込まれそうなんだけど、そういう人だったんだよなあ、彼は。人を傷つける誠実さがない。
でも、そういう彼を、私は好きだった。
だから、何も言わず、何も聞かず、彼の傍を離れようと決めたんだった。それを、ふと思い出したら、ぐるぐる駆け回る気持ちがどこかへ消えてしまった。
人を傷つけることも誠実さのひとつだよ。と、彼に伝えることはしない。そんなことくらいもう自分で気づけ。笑。
気づけなかったら今の恋も失うよ。これも伝えない。人と向き合う中で、自分で気づいてほしい。そう願っている。それは、私が彼にできることのうちのひとつ。
私は彼のことを許すよ。だって、彼は私にたくさんの優しさをくれたから。それがたとえ、不誠実なものでも。
アラフォーの失恋
彼に振られた。
振られたというか、新しい彼女とのイチャイチャを見せられてしまったというか。彼としては、「はっきりと言いたくはないけど察してください」というところでしょうか。
こちらから連絡しなくなったら、向こうから連絡がなくなった。でもSNSで呟けば、向こうからリプライがあったり、実際、先日久しぶりに会った時も普通に声をかけられて普通に話した。
でも、彼女が来たら彼女の傍をずっと離れない。ああ、そういうことかあ、と。
彼の隣りは、ここ5年ほど、わたしの居場所だった。
いつかは誰かに取って変わられるんだろうなあ、と思いながら居続けた場所だった。ふと、居心地の良さを思い出してはさびしい思いをする。でももう、私の居場所ではなくなってしまったんだなあ。
彼が私にしてきたことを、これからは彼女にするんだろうな、と思うと胸が痛む。
でも、彼がこれまで私にしてきてくれたことを思い出すと、不思議と胸があったかくなる。私は本当に、彼からたくさんの気持ちをもらってきたんだ、と改めて思う。たくさんの気持ち。たくさんの思い出の場所。
私が彼にしてあげることはもうない。何かしてあげたいと思っても、それは大事に胸にしまっておく。彼には傍でサポートしてくれる人がいるし、なんといっても私はもう、彼にとって必要な人ではなくなってしまったのだから。悲しいけれど、しょうがない。
はっきりとお別れを言われなかったのは、はっきりと告白されたわけではなく、不倫が始まりだったからかもしれない。始まったあの頃は、きっとお互いにさびしかったんだ。私はさびしかった。彼はわからない。彼は単に人妻と遊びたかっただけかもしれない。
結局私は離婚をしたので不倫ではなくなったけど、そのままの関係が続いた。セックスをするお友達状態から抜けることは叶わなかった。
彼が何も言わないのなら、私も何も言わない。責めもしないし罵ることもしない。ただ、居なくなるだけ。
自然消滅するのかな?とも思ったけど、そういう感じでもないみたい。彼女が居なくなってからは、私とも普通に話すし、なぜか何度も握手を求められた。そのとき私に彼に対する嫌悪感はなかった。嫌悪感があれば二度と彼には会わないつもりだった。だからたぶん、会えば普通に話す関係ではいられるのだろう。
私は彼からたくさんの気持ちをもらった。
本当に今までありがとう。目を見て言えなくてごめんね。本当に本当に、ありがとうございました。
アラフォーでも愛を失うとココロは痛む。若いころなら立ち直れないレベルだなあ。笑。でも、離婚もしたし、いろいろそれなりに経験も知識も積んできた。だから、この経験も、これからに活かすって決めたよ。
絶対にね。
不倫
ベッキーの初スキャンダル、不倫でしたねぇ。最初は「既婚者だって知らなかったんじゃないかな??」と思ったんですが、どうやら知ってはいた模様。まあ、付き合い始めは知らなかったかもわかりませんが、結果的に不倫は不倫。
ツイッターで様々な情報が流れてきて、インターネットはこわいなあと思いました。あとLINEも。ホント、今の時代は探偵なんて雇わなくていいくらいに、いろんなことが明るみになりますね。SNSをちょっと使えば、あっという間にばれますよ、浮気も不倫も。
不倫の、ああいう感じ、どこもおんなじだなーと思った。私も彼との不倫時代はあんな感じだったのかも。言葉のやり取りは彼の方が酔ってたかな。でもそういう言葉を元夫からはかけられたことがなかったし、レスになったのも元夫がセックスを嫌がったからなので、単純に求められることはうれしかった。このまま誰とも繋がらずに死んで行くのかな?と思った20代~30代半ばでしたから。
それにしても不倫をすると、やはり女性の方が責められますね。今回はベッキーの方が有名だから、というのもあるけれど、男性の方はそれなりに責められても「男だから」「バンドマンだししょうがない」みたいな、嘲笑も混じった言葉が散見された。芸能人の不倫報道があるたびに、この不公平感はぬぐえないなあと思います。どっちが悪いわけじゃなく、どっちも悪い。
ただまあ、人を好きになる感情は良い悪いで判断するものではなく、これはもう「しょうがない」ものだとも思います。付き合い始めの頃は特に。なにをしたって楽しいですもんね。ちょうどピークの頃にこうしてばれちゃったのは、まあ、神様が見ていたのかなあ、と。
離婚届を「卒論」と言っていたのはちょっとおもしろいですね。隠語、やっぱり使うんだーと。私たちはなかったな。でも、社内不倫している人は結構使うみたいですね。セックスのことを「会議」するとか。議題がなんなのか、気になるところ。
それにしてもお正月に相手の実家へ行く度胸にはびっくり。本当に、彼は別れて自分と結婚してくれると思ったのでしょうか。男の「必ず別れる」は99%信用しない方がいいと思うけどな。大体別れないから。逆に、女の「別れる」は、割とホントに別れることが多い。特に子供が居ない場合はね。女は「次の相手」がいれば行動は速いからなあ。
それにしても、正月に『友達』と帰ってきた息子を見て、相手の親は何を思っていたのかな?相手の奥さんは?不倫はたくさんの人を傷つける、そういうことがよくわかる一件だなあと思いながらニュースを見てました。
読書の正月
「引き寄せの法則」って言葉は知ってたけど、どうも胡散臭い感じがするし、ところどころ辻褄も合わないし、「じゃあ自然災害に遭った人たちは、みんなそれを望んでいたのか?」という疑問が解消されなかったから、なんとなく本を読んだり情報収集したりしない分野だった。
でも、「いまの自分は過去の自分の思考が引き寄せた結果」というのが、どうしても心にひっかかった。いまの同居生活も、仕事も、健康や恋愛も、確実に自分が思い描いていたものだったから。
そこで、引き寄せの法則に関する本を2冊ほど読んでみた。たまたま読んだ本がよかったのか、気持ちとしてはしっくりする結果に。
脳みそを安心で満たす事、わくわくで満たす事、まずはこの2つが、いまの自分に必要だと感じた。
引き寄せ日記も始めてみた。メモ帳アプリに引き寄せた自分を思い描きながら、思うままに書いてみる。すると、本当にその通りのことが起きたり、それに近しいことが起きた。それらはすべて、書いたときに安心したり、わくわくしたものだった。とても驚いた。始めてまだ間もないというのに。
以前、ヒプノセラピーを受けた時に、「不幸な状況を何度も思い浮かべるということは、何度も不幸な状況を経験することと同じになる」と言われたことがある。それにより、精神的不安定がいつまでたっても良くならない、ということらしい。
それと同じで、自分が幸せな状況にいると思い描けば、言い換えると、脳みそに「私はいまとても幸せだ」とだましてしまえば、自然と気分が良くなり、気分が良くなれば余裕ができて、いまの状況に固執することもなく、新しい場所へ移っても、不安や恐怖心どころか幸福感が得られるという。
年末、彼のことで非常に胸の痛む思いをした。これはもう、私の出る幕はないな、ということが起きた。でもこれはかつての自分が思い描いていた、思い続けていた状況にとてもよく似ていた。
私は彼のことがとても好きだけど、彼はいつか私の元を去るだろう、という不安は、彼との関係が始まった時からあったのだった。
悲しいことだけど、人の気持ちは移ろうものだ。それは仕方ない。過去の経験でもって、彼のことを詰りたい気持ちはあったが、しかしそれを彼に言ったところで気持ちが戻ってくるわけもなく。
じゃあ私はどうしたいか。彼のことを忘れて、焦点を未来に向けるしかなかったのだった。彼との付き合いで、つらい思いをしたのはここ3カ月あまりだった。それ以外の月日は、いろいろあったけど感謝することばかりだった。だから、かなしいけど、ありがとうという気持ちで、そっと彼の元を離れることを決めた。
- 作者: ロンダ・バーン,山川紘矢,山川亜希子,佐野美代子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/10/29
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